バイクのことだけ考えたい

バイクについて考え続けている人のブログ

ソロツーリングなんて何が楽しいの?

バイクといえばツーリング!せっかく晴れたし誰か友達を誘って… みんな今日は乗らないって。じゃあ楽しくなさそうだし自分も乗らなくていいや…

なんてこと、ありませんか?確かにバイクに乗る時は誰かと一緒の方が楽しいもの。ツーリング先もグループで来てる人ばっかり!

でも、実は一人バイクってすごく楽しいんです。今回はソロツーリングの楽しみ方を紹介します。

ソロツーリングに行こう!

一人ならではの面白さ

一人でバイクに乗るって、面白い。誰かが一緒だとついついその人に合わせてしまう。でも一人ならそんな気遣いは必要ないし、自分とバイクだけの時間を味わえるんです。バイクに集中して、改めてバイクの良さを発見できるチャンス。

それに時間やルートを気にする必要もありません。自分の思うままに好きな場所へ行き、好きなように時間を使えます。ちょっとここに停まりたいなんて時もすぐに停まれる。目的地だって自由。何にも束縛されない時間、それがソロツーリングなんです。たまには自分のバイクとじっくり向き合ってみましょう。

 

目的地を決める

一人ということは誰の助けもないということ。あまり遠くへ行きすぎたり、人が全く来ない道なんて行って走れなくなったら困りますよね。自分の技量に見合った場所を選んでいきましょう。

目的地を決める時は道を楽しむことを優先するのがポイントです。訪れたいスポットが決まったら、地図を確認。その後Google MAPのストリートビューを見ながら道を決めてみましょう。地図上では良さそうな道でも、実際の道路は一車線だったり、とても狭かったりするもの。最低でもセンターラインがある道路がオススメ! もちろん慣れてくれば中央線のない道だって楽しく走れるようになりますよ!

慣れてきたら目的地だけ決めて、あとは完全フリープランというのも楽しいもの。多少道に迷ったくらいでも、それを楽しむ心を持ってバイクに乗りましょう。

そのうち道を楽しむために走るようになってくるかもしれません。そうなったら本当にバイクが面白くなってきます。

 

他人の目が気になる

とはいっても「一人でバイクに乗ってるなんて寂しい人…」なんて思われるのが不安な方がいるかもしれません。それまで友人と乗ることが多かった人ならなおさら。

いやいや、そんなの気にしなくていいんです。もし仮に思われていたとしても、バイクを楽しめてないんだと思ってやりましょう。  もっとも、一人でバイクに乗っているからといって変に思われることってほとんど無いですけどね。

長く乗るためにもソロツーリング

バイクを長く楽しむためにもソロツーリングは欠かせないもの。常に誰かと行かなければならないなら、相手がいなかった時どうしますか?

一人走り、家に帰ってそのツーリングの楽しみを反芻する、思い出す景色、バイクの挙動、自分のスキルが上がった達成感…  こんな事を考えて、とても幸せですよ。写真を撮って後から見返して楽しむのもいいですね。

不調が出たときに気が付きやすいのもソロツーの特徴。他に注意がいかない分、バイクに集中できるので、異変を感じ取りやすいもの。

 

おわりに

私自身ソロツーリングが多かったので、ずっと楽しませていただいておりました。

景色のいい場所で止まって風景を眺めたり、なんとなく行きたくなった別ルートに行ってみたり。とても自由。

ソロツーリングは本当にオススメです。今まで友達と行っていたあなたも、ぜひソロツーリングを!

バイクで山に行こう!

ツーリングに慣れてきた頃。近場はだいたい回ったし、残ったツーリングスポットは… ○○山?峠ってやつ?なんか怖いなー

なんて人にお山を勧める記事になります。昔からバイクと山は切り離せない存在。ワインディングを走っているときの爽快感。嫌なことを全て忘れられるあの感覚。是非味わって欲しいもの。

今回は山を走るための基本とフォームについてまとめました。

峠道も基本を学べば楽しく走れるはず!

※本記事は危険走行を助長するものではありません。交通法規とマナーを守って運転してください。

 

山を走るための基本

 

なぜ山を走るのか

永遠のテーマ、なぜバイク乗りは山を走りたがるのか。

自然を感じられるから。バイクの練習がしたいから。ワクワクがあるから。曲がるのが楽しいから。色々あるけど、私が一番思うのは自分のバイクをもっと深く知れるから。こう乗ったらこう反応してくれるって経験が積み重なって、どんどん楽しくなってしまう。そして少し力を抜いてみると自然の中を生身で走り抜ける爽快感。

そんな非日常を感じるために山に行くんじゃないのかなって思います。深く考えなくても自然に楽しくなるのがお山なんです。

 

山を楽しく走るための心構え

何も深く考えることはない、山道も一般公道なんだから。でもバイクは何かあった時に悪者にされやすい。それに、昔バイクが好き勝手走り回って二輪通行止めになってしまった場所だってある。そうならないように最低限のルール、マナー、走り方は知っておきましょう。

 

ルール

基本的には一般道と同じルール。その中から特に気をつけるべきルールをピックアップしました。

・イエローカット

オレンジや黄色の車線は追い越し禁止。厳密にいうと車線を跨いでの追い越しが禁止であって、同車線内なら追い越し可能。でも危ないので原則は追い越しをしない。

ちなみに、この黄色い車線を跨ぐことからイエローカットと呼ばれているみたいですよ。

もし前の車に追いついたら、左ウインカーを出してくれるか白車線になるまで待ちましょう。

 

・自分より速い人には道を譲る

山を走っていると、どうしても後ろの車に追いつかれてしまうことがあります。一般道だし、譲らなくてはいけない法律はないけれど、これはバイク乗りのルールとして覚えておいてもいいかもしれないですね。

前を走っていると後ろにずっと張り付かれて緊張するし、追いついた側も早く先に行きたいはず。お互いのために譲り合い。譲れる心の余裕を持ちましょう。

直線になったら左ウインカーを出して速度を落とせば勝手に抜いていってくれるはず。焦ってカーブの途中ではやらないように。曲がり終わってからでも遅くない。連続カーブだったら、直線になるまで走りましょう。

 

・カーブで車線をはみ出さない

ルールと呼ぶのも変だけど、カーブでは車線を超えないこと。特に先の見通せないブラインドコーナーは危険。もし対向車がいたら一発アウト。

特に起きやすいのは追い越しの時。カーブの入り口で前の車が寄ってくれたから焦って追い抜こうとしたときが危ない。こんなときはカーブが終わるまで走ってもらうか、車線をはみ出さないで前に出ましょう。

 

守るべきマナー

ルールでは無いけど守るべきもの。

マナーを守らないと自分自身だけでなく、他のバイク乗りの印象まで悪くなってしまう。

最低限は守っておきましょう!

 

・ポイ捨てをしない

一般常識だけど結構守ってない人が多いもの。空き缶、ゴミは持ち帰るかゴミ箱に。タバコの吸殻は携帯灰皿に入れて持って帰りましょう。

 

・カーブの途中に駐車しない

山を走っていると良い景色が見えて、バイクを停めたくなることも。停めるのは構いません。しかし、停める場所には要注意。

カーブの途中にバイクを停めてしまうと、後から来た車両の邪魔になります。とても危険なので、もし停めるなら直線で。他の車両の邪魔にならない所に停めるよう心掛けて。

 

 

山を走るためのフォーム

基本は街乗りのフォームと同じ。

mochiyabike.hateblo.jp

ステップの踏み方だけ少し変わります。

ニーグリップを強めて、カーブの前で減速して、ほんの少し内側のステップに体重を乗せる。カーブの出口が見えたらスロットルを開けていく。

これだけで曲がっていってくれるはず。スロットルは開けすぎないで、少しずつ。ブレーキはフロントを優しくかけて、離す時も優しくリリース。リアブレーキはあまり使わなくても走れるはず。

少し怖くても顔が外に向かないように。バイクは視線の先に向かうもの。できる限り顔をカーブの出口方向に向けましょう。

足先はペダルの下に置かないようにしておきましょう。シフトチェンジした後、足先をきちんと上に戻す。そうしないとバイクを倒した時にすぐ靴が擦れてしまいます。

物足りなくなってきたらもう少し走れるフォームに挑戦してもいいかもしれません。

 

注意

バイクが寝ている時にフロントブレーキを掛けると非常に危険。バイクが起き上がってそのまま直進orフロントスリップで即転倒。どうしてもバンク中にブレーキを掛けたくなったらリアブレーキで!

 

おわりに

初めての山道に向けて思ったことを色々書いてみた。最初は緊張するかもしれないけど、走っているうちに虜になっている不思議。街中と違う風が気持ちいい。山の澄んだ空気の中を走り抜けるあの感覚。カーブを抜けるたびに違った表情を見せる空間。そんな山の楽しさを是非味わって欲しいものです…

アマリングが消したくてたまらない?

バイクに乗っているとよく耳にする「アマリング」 アマリングって結局何なんだろう。

今回はアマリングについて一人語ります

 

そもそもアマリングとは一体?

簡単に言えば、そこまでタイヤが接地していないという証。前回軽く触れたように、タイヤの表面には硬化防止剤が塗られている。それが剥がれると色が変わる。つまりどれだけタイヤが地面に接しているか、すなわちバイクをどれだけ倒せているかの基準の一つになっているもの。特にリアタイヤ。目立つっていうのも理由の一つですが、フロントはまず端まで使えないという前提があるから。

あんまり関係ないけどちょっと前に売ってたメッツラーのSportec M5のトレッドには、バンク角インジケーターが刻んであったんですよ。しかもご丁寧にライダーのフォームまで。それだけアマリングを気にする人が多かったんでしょうね。懐かしいなぁ。自分も端まで削ろうと頑張ってた時期がありました。

でも、ちょっと乗っていると「バンク角=アマリングの広さ」ではない事に気づいた。そこからもう少し考えると、「アマリングが無い=上手い」とはならない事に気づいた。当時の自分は速度が速ければバンク角も増えて、結果アマリングも消えていくという考えでした。

色々試した結果、速度が出ていなくても、更にはフルバンクさせなくてもタイヤは端まで使えるという結論にたどり着きました。

 

アマリングの消し方

結論を言えばフルバンクさせなくてもアマリングは消える。どうやって消すか?答えは簡単、タイヤを潰せばいい。タイヤを潰せば接地面積も増えるから。 

…イマイチピンと来ないですか?実のところ自分もタイヤを潰すっていうのはよくわかっていないんですよね。なぜなら潰れている状態を自分の目で確認できないから。それに普通の道を常識的な速度で走っていると難しいですし。でもサーキットを走るバイクのタイヤを見ると確かにタイヤの端が潰れているんですよ。

ならサーキットを走るバイクと同じ状態に近づければいい話。前述の通りアマリングはバイクをフルバンクさせなくても消せるので、注目するのはバンク角以外。フォーム?路面?カスタム?いえ、スロットルの開度だったんです。

当たり前の話ですが、スロットルを開けるとバイクは前に進もうとします。つまり駆動輪であるリアタイヤに力が加わっているということ。ではバイクが倒れた状態でスロットルを開けると?今度は前に進もうとする力と一緒に、起き上がろうとする力が生まれます。そんな力を上手くタイヤに伝えられれば必然的にタイヤは潰れてくれるんです。

手順としては

バイクを寝かせる→スロットルを開ける→バイクが起きようとする、いわゆる立ち上がり体勢になる→それを体で抑える→バイクを起こそうとする力がリアタイヤに留まる→結果としてタイヤがたわんで接地面積が増える

という流れ。

簡単に言えばコーナーを抜けるとき、バイクにきちんと体重を乗せて、スロットルを開ける量を増やしてあげればいいということ。一度は聞いたことのある「スローイン・ファストアウト」のようなもの。無理してファストアウトにしなくても、スロットルを開ける意識を持つだけでかなり変わってきます。

こうすれば速度が出ていなくてもアマリングは消えてくれる。しかもタイヤに力が加わるからグリップ力は上がるし、なにより楽しい。アマリングを消すのと同時に、タイヤのグリップさせる感覚(トラクション)も覚えられる。まずは上りコーナーから試してみましょう!

前記事でも書いたように、マトモなタイヤで試してみてください。カチコチの古タイヤだと立ち上がりでスパッと転んでしまいます。もちろん冷えたタイヤも要注意。

 

危ないアマリングの消し方

スロットル操作もなく闇雲にコーナーに突っ込んだり、バイクを無理に捻じ込んでバンク角を稼ぐのは本当に危険。

前者は純粋に危ない。後者は遠心力とバンク角が釣り合わずに怖い思いをするだけ。

無いとは思いますが、タイヤに力を伝えようとしてブレーキをかけながらコーナーを曲がったりするのも危険。(下りでリアブレーキを残すのはまた別として)

こんなことをしなくても、普通の山道でスローインファストアウトを心掛けていれば自然に消えていきます。特にヘアピンのような低速コーナーは低い速度でも消しやすいです。

 

アマリングを消しやすいタイヤ?

タイヤによってアマリングが消えやすいかどうか違いはあるかと言われたら、あります。

やっぱり扁平率が高いタイヤは消しやすい。タイヤ形状が尖っていないので、端に届きやすいんですね。

同じ理由でツーリングタイヤも消しやすいです。ハイグリップが倒し込みを軽くするために尖っているのと反対に、安定感を重視するツーリングタイヤは平らに近い。尖っていないタイヤの方が少ないバンク角で端まで届きやすいから。

ちなみにバイアスタイヤは構造上の違いから、端まで使うのが相当難しい。もしバイアスを使っているのなら、そんなに気にするものではないと思います。

 

結局アマリングは残ってていいの?

別に良いと思います。上手さは反映されますが、多少残るのは仕方のないことでしょう。公道だとどうしても速度が足りない時もあります。それにあまり上手くなくてもサーキットに行けば一発で消えますからね。

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↑サーキット走行後のCB400SFリアタイヤ

 

でもワインディングを走っていれば自然に減っていくもの。端に数センチ残る程度。ツーリングライダーなら指二本分くらい。

残ってようが残っていまいがあまり気にするものではないです。逆にタイヤの端まで使ってるのに、タイヤ余らせてるベテランに抜かれるってこともありますので。

どうやっても消せない!今すぐ消したい!って人はタイヤの空気圧を少し減らせば自然にタイヤが潰れるようになるので消しやすいですよ(自己責任でお願いします)

あと裏技なんですけど、サーキット落ちの中古タイヤを買えば一瞬でアマリング無しになりますよ(自己責任でお願いします)

アマリングなんて、こんなこと書くくらいどうでもいいものなんですよ…

 

おわりに

アマリングは頑張って走ってもタイヤ次第で残ってしまうもの。ある程度は仕方ないと割り切っていきましょう。変に消そうと固執するより、フォームとスロットルワークを見直していけば自然に減っていくものです。

フロントもブレーキを使ってタイヤをたわませればある程度使えます。でもどうやっても端の端は余るし、ちょっと危ないので意識しない方がいいかも。

以上、アマリングについての独り言でした。

 

 

追記

ラジアルタイヤでも車種とタイヤのマッチングによってはアマリングが残る事があります。

例えば390Dukeですが、ブーツをするほど倒してもリアのアマリングが消えません。

リア純正サイズは150\60R17。

140サイズに変更すればすぐ消えるそうですが…

タイヤサイズ変更はリムサイズを確認の上、知識のある人に確認してもらいながら進めましょう。

マトモなタイヤでバイクに乗ろう

タイヤは唯一路面と接触するパーツ。パーツで一番大切と言っても過言ではないもの。タイヤが硬かったり変な減り方をしていると、乗り心地が悪くなるだけでなく転倒にも繋がります。

マトモなタイヤというのはなにもハイグリップを履けと言っているのではありません。ツーリングタイヤでもいいので、新しくて山のあるタイヤを履きましょう。古くなったタイヤやすり減ったタイヤを使っていると上達の妨げになってしまいます。

そしてせっかく交換するなら、使ったことのないタイヤにしてみたいもの。どんなものがあるのか気になりますよね。

 今回はタイヤの確認項目と、タイヤのざっくりジャンル紹介です

まずはタイヤの確認を

スリップサインが出ていないか

まず見るのはここ。どんなタイヤでもここまで減ったら交換です。

まだスリップサインが出てない場所があっても交換です。買ったばかりのバイクなら大丈夫だと思いますが、今一度の確認を。

スリップサインが出たまま使い続けると、いきなりグリップしなくなったり、タイヤがバーストしやすくなります。また、溝が浅くなるので水はけ能力が落ち、雨の日の走行が危険になってきます。

 

古すぎないか

どんなタイヤも賞味期限があるもの。実はタイヤは保管しておくだけでも性能は落ちてしまいます。使っていればなおさら。

皮むき前の新品タイヤなら5年、使用済みなら2年を目安に交換しましょう。

タイヤは古くなると硬化してグリップしなくなります。少し食わない程度なら良いのですが、最悪バイクを寝かせた瞬間ツルッといくことも…

中古のバイクだと、山があっても古いタイヤという場合が多いです。古タイヤより新しいタイヤの方が感触もいいので、余裕があれば変えてしまいましょう。

 

台形減りしていないか

タイヤは自然と使っているうちに減っていくもの。それが均等ならいいのですが、バイクのタイヤは楕円形なので偏った摩耗を起こしやすいです。特に多いのが中心部。サイド部分はバイクを倒さないと減らないので、直線が多いと横が減ってくれません。

こんな減り方をしたタイヤを使うとどうなるか。センター部分とサイド部分で角度が違うため、カーブに入る時にいきなり倒れこむような挙動になります。恐怖感の原因となってしまうので、タイヤを交換してもいいかもしれません。

 

空気圧は適正か

意外に見落としがちなのがこの空気圧。タイヤの空気は勝手に抜けていってしまうもの。二週間に一回、遅くても一か月に一回は点検を行いましょう。だいたいのバイクの指定空気圧はスイングアームかチェーンカバーに書いてあります。

また、空気は熱によって膨張するので、温まっている時と冷えている時で空気圧が変わってしまうのも面倒なところ。基本的に指定空気圧はタイヤが冷えている時の空気圧を指しています。タイヤが温まっている場合は冷えてから調整しましょう。といっても難しいですよね。空気を入れる際、タイヤを触って温かければ指定空気圧+10%を目安に入れてみてください。

 

タイヤのジャンル分け

タイヤ交換をするにしても、何がいいかわからない… そんな方はジャンルから絞っていきましょう。バイクのタイヤは目的ごとにジャンル分けされています。

基本的にグリップ力と寿命はトレードオフ。自分の用途に合ったタイヤを選んで、楽しいバイクライフを送りましょう!

 

ハイグリップタイヤ

ツーリングタイヤより有名かもしれないジャンル。ライフと引き換えに強大なグリップを手に入れたタイヤです。このタイヤはグリップ力を上げるため、柔らかいゴムを使用し、時には溶けながら走ります。ライフが短いのはその特性ゆえ。

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↑1円玉程度なら張り付いてしまいます。それだけ粘着力のあるタイヤなんです。

また、タイヤに熱が入らないとグリップ力が著しく低下します。そして空気圧管理も必須。ちょっと面倒ですね。

ライフは持って~8000キロ。大型だと3000キロ持たない方もいます。サーキットやワインディングを激しく走る方だともっと短くなります。直線しか走らないと中心だけ減ってしまい、ライフがもっと短くなることも。

バイクで走っていて、もっとグリップ力が欲しいと思ったら買いましょう。ツーリングメインなら正直必要ないと思います。

 

スポーツタイヤ

ハイグリップタイヤを少しマイルド化させたタイヤ。グリップ力は落ちますが普通に使う分には十分すぎるくらい。代わりにライフ、特に中央部分のライフが長くなっています。(それでもツーリングタイヤほど持ちませんが)

デザインがアグレッシブで見た目もGOOD。

ハイグリップほどではないですが、熱が入らないとグリップ力が低下する特性も。ツーリング先に山が多い方はこの辺りを選ぶとバランスがいいかもしれません。

 

スポーツツーリングタイヤ

スポーツとツーリングタイヤの中間。よくグリップするツーリングタイヤなのか、ライフの長いスポーツタイヤなのか…

ツーリングタイヤ

一番気楽に乗れるジャンル。熱が入っていなくてもグリップします(むしろ熱くなりすぎるとダメ)。タイヤの丸みが少ないので倒しこみもゆっくり傾向。そして中央が多く減っても崩れにくいバランス。山でも普通に走る程度なら他のジャンルより安心して走れるかもしれません。

季節や天候を問わず安定した性能を発揮してくれるタイヤです。

 

タイヤ交換時の注意点

新品のタイヤは劣化防止のため表面にワックスのような薬品が塗られています。これがとても滑りやすいので、乗り始めは慎重に。曲がる際もゆっくりと。薬品は走っているうちに自然と落ちるので、少しずつバンク角を増やして乗っていきましょう。色が変わったらもう大丈夫です。

 

おわりに

以上タイヤの基本確認項目とジャンル分けでした。購入したバイクのタイヤが

悪ければ思い切って交換してしまいましょう。ここでケチってしまうとバイクが上達するどころか怖くなってしまうことも… こまめなタイヤ点検で楽しく安全なバイクライフを! 

超初心者向け 間違えないバイク選び

初めてのバイク選びって難しいですよね。みんな似た形だし、値段も近いし、そもそも何が違うのかわからないし…

そんな人、多いと思います。でも最初のバイク選びに失敗すると、後々楽しくなくなってしまうことも。

今回は私の独断と偏見でバイク選びについて語ろうと思います。

 

バイクの選び方

見た目から選ぶ

まず大切なのは見た目。どんな性能のいいバイクでも、見た目が気に入らないとそそられないもの。見た目に関しては直感で選んだ方が良いと思います。いや、むしろ直感で選ぶべきだと思います。クルーザーやオフロードなど特化したバイクは除いて、何に乗ってもある程度は同じですから。

まずはネットや雑誌から好みと直感で、乗りたいバイクを何種類か選んでください。

音から選ぶ

今度は見た目から選んだバイクの音を聞いてください。もちろん実車がベストですが、動画サイトで聞くのも一つの手。【バイク名 排気音】で検索すればたくさん出てきます。

なぜ音を聞くか?「音」というものはバイクの楽しさに直結しているからです。音はバイクで走っているとき、気持ちを高ぶらせてくれるもの。ワクワクを与えてくれるもの。そして純粋に気持ちいいもの。そして乗り続けていくうえでどうやっても音そのものを変える事はできないもの。なので自分の気に入った音のバイクに乗りましょう。

乗り始めてからマフラー交換で音量音質は変えられますが、音そのものを根本から変える事はできません。二気筒のバイクで四気筒の音は出せませんよね。後になって後悔しないよう、色々なバイクの音を聞いてみてください。

 

用途から選ぶ

バイクに乗って楽しみたいなら、用途から選んでもいいかもしれません。まだどう走ろうか決めていなくても、ある程度イメージはできるはず。まっすぐな道を走り続けるのか、山から海まで楽しむのか、街乗りだけになるのか、山やサーキットに絞るのか、それとも未舗装路まで走るのか…

そんな事を考えながらバイク屋さんに行き、実車にまたがってみてください。この姿勢だと長距離はつらいだとか、足が着かないだとか、カーブが曲がりにくそうだとか、何を購入するか自然と決めやすくなってきます。またがる程度であればバイク屋さんも承諾してくれるはず。気楽に足を運んでみてください。

 

乗りやすさから決める

私個人としては、最初に乗るバイクはシンプルかつ腕に合ったバイクが一番良いと思います。バイクの操縦方法がわからず最初からSSを買ってしまうと、乗りこなせずにつまらなくなってしまうことも。更にテクニックだけでなく、サスペンションの設定なども関わってくるので大変。(もちろん一台目から乗りこなせるようになる人もいますが)

まずは乗りやすくてセッティング範囲が少ないバイクがオススメです。バイクを運転することそのものが楽しくなってしまえば、二台目からは何に乗ってもだいたい楽しめるはず。

軽くて、ニーグリップしやすくて、レーシーすぎないバイク。そんなバイクを是非。

 

おわりに

バイク選びは直感とほんの少しの葛藤から決まるもの。しかし、結局のところ「乗っていて楽しいバイク」が一番。もし見た目だけで買ってしまうと後で後悔してしまうかも。ちなみに私は一目惚れでCBR600RRを購入した後乗りこなせないことに気づき、結局CB400SFに乗り換え、またCBR1000RRというSSに戻るという無駄な事をしてしまいました。皆さんはこんな無駄な事をしないでくださいね…

もし周りにバイク乗りがいたら、乗っているバイクについて尋ねるのも一つの手。カタログや雑誌の記事からはわからない生の声ってとても大切なんです。しっかり悪い点も聞いてくださいね。

ということで初めてのバイク選びでした。