バイクのことだけ考えたい

バイクについて考え続けている人のブログ

バイクで山に行こう!

ツーリングに慣れてきた頃。近場はだいたい回ったし、残ったツーリングスポットは… ○○山?峠ってやつ?なんか怖いなー

なんて人にお山を勧める記事になります。昔からバイクと山は切り離せない存在。ワインディングを走っているときの爽快感。嫌なことを全て忘れられるあの感覚。是非味わって欲しいもの。

今回は山を走るための基本とフォームについてまとめました。

峠道も基本を学べば楽しく走れるはず!

※本記事は危険走行を助長するものではありません。交通法規とマナーを守って運転してください。

 

山を走るための基本

 

なぜ山を走るのか

永遠のテーマ、なぜバイク乗りは山を走りたがるのか。

自然を感じられるから。バイクの練習がしたいから。ワクワクがあるから。曲がるのが楽しいから。色々あるけど、私が一番思うのは自分のバイクをもっと深く知れるから。こう乗ったらこう反応してくれるって経験が積み重なって、どんどん楽しくなってしまう。そして少し力を抜いてみると自然の中を生身で走り抜ける爽快感。

そんな非日常を感じるために山に行くんじゃないのかなって思います。深く考えなくても自然に楽しくなるのがお山なんです。

 

山を楽しく走るための心構え

何も深く考えることはない、山道も一般公道なんだから。でもバイクは何かあった時に悪者にされやすい。それに、昔バイクが好き勝手走り回って二輪通行止めになってしまった場所だってある。そうならないように最低限のルール、マナー、走り方は知っておきましょう。

 

ルール

基本的には一般道と同じルール。その中から特に気をつけるべきルールをピックアップしました。

・イエローカット

オレンジや黄色の車線は追い越し禁止。厳密にいうと車線を跨いでの追い越しが禁止であって、同車線内なら追い越し可能。でも危ないので原則は追い越しをしない。

ちなみに、この黄色い車線を跨ぐことからイエローカットと呼ばれているみたいですよ。

もし前の車に追いついたら、左ウインカーを出してくれるか白車線になるまで待ちましょう。

 

・自分より速い人には道を譲る

山を走っていると、どうしても後ろの車に追いつかれてしまうことがあります。一般道だし、譲らなくてはいけない法律はないけれど、これはバイク乗りのルールとして覚えておいてもいいかもしれないですね。

前を走っていると後ろにずっと張り付かれて緊張するし、追いついた側も早く先に行きたいはず。お互いのために譲り合い。譲れる心の余裕を持ちましょう。

直線になったら左ウインカーを出して速度を落とせば勝手に抜いていってくれるはず。焦ってカーブの途中ではやらないように。曲がり終わってからでも遅くない。連続カーブだったら、直線になるまで走りましょう。

 

・カーブで車線をはみ出さない

ルールと呼ぶのも変だけど、カーブでは車線を超えないこと。特に先の見通せないブラインドコーナーは危険。もし対向車がいたら一発アウト。

特に起きやすいのは追い越しの時。カーブの入り口で前の車が寄ってくれたから焦って追い抜こうとしたときが危ない。こんなときはカーブが終わるまで走ってもらうか、車線をはみ出さないで前に出ましょう。

 

守るべきマナー

ルールでは無いけど守るべきもの。

マナーを守らないと自分自身だけでなく、他のバイク乗りの印象まで悪くなってしまう。

最低限は守っておきましょう!

 

・ポイ捨てをしない

一般常識だけど結構守ってない人が多いもの。空き缶、ゴミは持ち帰るかゴミ箱に。タバコの吸殻は携帯灰皿に入れて持って帰りましょう。

 

・カーブの途中に駐車しない

山を走っていると良い景色が見えて、バイクを停めたくなることも。停めるのは構いません。しかし、停める場所には要注意。

カーブの途中にバイクを停めてしまうと、後から来た車両の邪魔になります。とても危険なので、もし停めるなら直線で。他の車両の邪魔にならない所に停めるよう心掛けて。

 

 

山を走るためのフォーム

基本は街乗りのフォームと同じ。

mochiyabike.hateblo.jp

ステップの踏み方だけ少し変わります。

ニーグリップを強めて、カーブの前で減速して、ほんの少し内側のステップに体重を乗せる。カーブの出口が見えたらスロットルを開けていく。

これだけで曲がっていってくれるはず。スロットルは開けすぎないで、少しずつ。ブレーキはフロントを優しくかけて、離す時も優しくリリース。リアブレーキはあまり使わなくても走れるはず。

少し怖くても顔が外に向かないように。バイクは視線の先に向かうもの。できる限り顔をカーブの出口方向に向けましょう。

足先はペダルの下に置かないようにしておきましょう。シフトチェンジした後、足先をきちんと上に戻す。そうしないとバイクを倒した時にすぐ靴が擦れてしまいます。

物足りなくなってきたらもう少し走れるフォームに挑戦してもいいかもしれません。

 

注意

バイクが寝ている時にフロントブレーキを掛けると非常に危険。バイクが起き上がってそのまま直進orフロントスリップで即転倒。どうしてもバンク中にブレーキを掛けたくなったらリアブレーキで!

 

おわりに

初めての山道に向けて思ったことを色々書いてみた。最初は緊張するかもしれないけど、走っているうちに虜になっている不思議。街中と違う風が気持ちいい。山の澄んだ空気の中を走り抜けるあの感覚。カーブを抜けるたびに違った表情を見せる空間。そんな山の楽しさを是非味わって欲しいものです…